“今日は自学ノート2ページやらなきゃ”

といった具合に中学生の生徒さんからよく聞きますが、1行1文字が絶対&2行で1文字書いてはダメ、前もって明後日の分をやるのはダメ、など、いろいろルールが設けられているようです。

実際にやってみるとかなり時間を割かれる宿題です。

個人的には、自学ノートほどムダな課題はないと思っています。

あるボリュームを記述して提出してください

というのは、いくつものムダが含まれているからです。

まず、指定されたボリュームを記述すること自体、ムダですよね。

勉強した結果として、これくらいのボリュームになったというのはOKだと思いますが、ボリューム達成を目的に記述するのは、ただの作業になりがちだからです。

更に、提出してください、というムダ。

そもそも、ノートなんて誰かに見せるためのものではありません。

自分が読み返すときに、理解できればいいだけの話なので、必要以上にキレイに書かなくてもいいわけで…。

しかし、宿題となっている以上、やらないわけにもいきません。

なので、ムダが多い自学ノートを、できるだけムダにならないよう利用しましょう。

自学ノートをムダにしないためのポイント

書くことは記憶するために好ましい行為なので、自学でやるのは記憶系の科目を主体にします。

加えて、見せなければならないのですから、自分が見返すことのできる内容にします。

なので、社会や理科のテキストをノートにまとめていくのはかなりおススメです。

たとえ作業のようになったとしても、関連する用語同士を絡めつつ記憶しやすくなるので、より忘れづらくなるというメリットも期待できます。

社会や理科が苦手ではなく、自学ノート自体に時間をかけたくないときは、数学をやって計算ノートとして使用するのもいいかもしれません。

難しい計算であればあるほどページが埋まりやすいので、自学ノートにかける時間を軽減しつつ、計算力を養うことができます。

反面、自学ノートで避けたほうがいいのは、漢字英単語

スペースを埋めづらいので時間ばかりかかりますし、やっている本人も面白くないでしょう。

結局のところ、クラス全員に学習習慣を身に付けさせるのが自学ノートの目的なのでしょうが、自習帳を提出しろ、というのがそもそもナンセンスなことなので、そのムダに気付き、ムダをカバーしていくのは効率的な勉強を図るのに大切だと思います。

いくら自学ノートを提出していても、テストで点数が取れなくてはどうしようもありません。

個別指導塾Aceでは自学ノート持ち込みOKです

ひとりひとりに合わせた演習&個別指導を行っている個別指導塾Aceでは、受講時間に自学ノートを使用することもできます

プリントに書きこむか、ノートに書き込むか、だけの違いなので、自学ノートを使用するか、しないか、は生徒さんにお任せしています。

宿題は宿題、塾は塾、というお考えもあるでしょうし、塾で課題もできるから一石二鳥、というお考えもあると思いますが、塾で自学も終わらせるメリットに着目すると、担任の先生に見せる課題だから正確にやらなくてはならない=塾での勉強にも集中できる、宿題をやっていない状態に陥らない、などの点が挙げられます。

ほったらかしにしておいたところ、課題をやらない、提出しない、というのが当たり前になってしまった、という中学生も少なくないようなので、こうならないように自学で学習する場としても通っていただけます。

もちろん、自習室で自学に取り組むのもOKです。

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