きっと、皆さんそれぞれの心持にて、来週の公立高校入試の結果を待っていることと思います。

いよいよ、明日は中学校の卒業式ですね。

中学ご卒業ならびに高校へのご進学おめでとうございます。

やっと受験勉強から解放されたとリラックスしている人もきっと多いかと思いますが、それらの時間を満喫できるのも、ほんの少しのあいだです。

高校への入学準備や入学後の慌ただしさはもちろんなのですが、もっと難しくなる学習範囲が待っているため、油断しているとすぐに置いていかれてしまいます。

高校で学ぶ内容と中学で学んできた内容のあいだに相関性はあまりないので、中学時に得意だったはずの科目で点が取れなくなることも珍しくありません。

例えば、高校入試の得点源が英語であり、英検3級も合格していた子が、3年後の大学入試ではセンター試験で3割ほどしか正答できないケースも珍しくないんです。

高校受験終了後の大きな油断は大学受験にとって命取りに

これまでの高校受験が、中学2~3年の学習範囲がメインであるのと比べ、大学受験は高校1年~2年の範囲がメインとなってきます

このため、スタートが肝心であり、遅れを取れば、それを取り戻すのにかかる苦労は中学のときを参考にできるものではありません。

仮に、高校3年生になってから推薦入試を希望したとして、推薦基準や内申書を構成する要素となるものは、1年生~2年生のときのテストの点数状況です。

私たちの誰もが、大人になっても勉強の日々であるよう、勉強に終わりはなく、存在するのは期限だけです。

高校受験を終えてリラックスするのも、いくらか期限を決めておいたほうがいいでしょう。

高校は最終学歴ではない

泣いても笑っても、来週には皆さんの進学先が決まるのですが、忘れるべきでないのが、高校名は最終学歴ではない、との考え方です。

では、なぜ良い高校に入りたがるのか、高校受験で努力しなければならないのかといえば、

勉強するための環境が整っていること

周囲が勉強するのが当たり前な生徒が多いこと

だと思います。

この結果、勉強に取り組みやすくなるので、自然と上位校を狙いやすくなるわけです。

ある公立高校を受験したAさんとBさんのうち、Aさんが合格して、Bさんが不合格でした。CさんはAさんとBさんより成績が悪かったので、別の高校へ進学しました。しかし、3年後、3人とも同じ大学へ進学しました。

この場合、就職時以降の社会からの評価はAさんもBさんもCさんも同じです。

所属コミュニティーにもよりますが、

「高校どこ?」

といった質問は、社会に出てからほぼ聞かれることはありません。

だから・・

ちょっと休んでもいいけど、あと3年ほどはしっかりと勉強していきましょうね。

以上を以て、個別指導塾Aceは2018年入試シーズンを切り上げ、平成ラストのなるだろう新年度入試に向かっていきます。

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