中学校でも志望校を早めに決めるように、と指導され始めているかと思いますが、県立工業や金沢商業、石川高専といった専門課程を希望していない場合、つまり普通科へ進学する場合には直前まで志望校を決めなくてもかまいません。
この場合、自分の点数に合わせて受験先を決めることになります。
志望校に捉われず、とにかく受験本番までに自分の点数を高めていくことだけに集中し、そのときのレベルに応じて受験先を決めるのは、決して悪くない方法です。
5教科合計300点を超えると金沢西・錦丘あたりで迷いつつ、更に欲が出てきます。
330点あたりになると桜丘・ニ水が、400点に近づけば泉丘も見えてきます。
上へ、上へ、とステップアップできる状況で、自分の目標を320点で頭打ちとしてしまうのも勿体ないので、あえて志望校を定めないのは悪手ではありません。
高校に入って授業についていけなかったら・・
ランクが上の学校に滑り込んだ場合、その集団の中では下位に位置するので、
「高校に入ってから落ちこぼれるよりは、欲張らずに、子供のレベルにあった学校に行ったほうが・・」
と思う方も少なくないでしょう。
しかし、環境が人を作る、ということを考えてみてはいかがでしょうか。
最初は下位かもしれませんが、それが必ずずっと続くわけではありません。
そもそも大学受験は全国での勝負なので、学校内の順位は大学受験に関係ありません。
更に言えば、
合格する前から、合格した後のことを考えるのもどうかと思います。
普段、高校生の大学受験対策も見ているので、3年先の視点からもアドバイスしています。
学校での進路相談だけで不安な場合には、気軽にご相談ください。